#773 2022 年12 月19 日( 月)
Wonderful
Me mories of JOE STRUMMER
ジョー・ストラマーがこの世を去ってから今年でちょうど20 年になる。
20 年前、2002 年12 月22 日( 日本時間12 月23 日) 、その知らせは届いた。
その日はビーツの2002 年ツアーファイナル12 月24 日大阪ライブの前日で、
俺達は前乗りで大阪入りしていた。心斎橋の居酒屋で晩メシを食っていた時だ。
当時ローディーとして大阪遠征について来てくれていたストラマーズの誠一郎
の携帯が鳴った。電話相手と何かを話し始めたのだが、どうも様子が変なので、
「誠一郎どうした? 何かあったのか? 」と尋ねると「いや、何かジョーが死んだ、
ジョーが死んだ、とかわけわかんないことばっか言ってて意味不明なんですよ。
ちょっとOKI さん替わって貰えます?」と。要領を得ないまま電話を替わると、
声の主はストラマーズのIWATA だった。「おーIWATA 、どうした?何かあった?」
「あぁOKI 、驚かないで聞いてよ。ジョーが亡くなったんだ。心臓発作で…」
その瞬間、俺は頭が真っ白になり、その後何を話したか、どう電話を切ったか、
全く何も覚えていない。覚えているのは、その夜のうちに翌日の大阪ライブの
メニューを全面的に変えることを決め、実際にツアーファイナルにも拘わらず、
CLASH のナンバーを何曲も演奏したことだ。その日のメニューを確認してみたら、
1 曲目「I FOUGHT
THE LAW 」に始まり、「LONDON CALLING 」「新型キャデラック」
「ステイ・オア・ゴー」「WHITE RIOT 」「TOMMY GUN 」の6 曲をプレイしていた。
ツアーファイナルではあったが、急遽ジョーの追悼ライブにしたのだった。
当時の俺の生々しい感情が2002 年12 月27 日付のダイアリーに掲載されている。
☆OKI’S DIARY #71 2002.12.27 ☆
http://www.thestreetbeats.com/diary/diary71.htm
生涯で一度だけジョーに会ったことがある。30 年前の1992 年、ポーグスの
ゲストボーカルとしてジョーが来日した時、音楽雑誌の取材に立ち合うという
形でジョーとの面会をセッティングして貰ったんだ。夢のような1 時間だった。
1990 年にポール・シムノンのハバナ3AM のオープニングアクトをした時の事等
いろいろな話をさせてもらったが、一番嬉しかったのは、俺がプレゼントした
ビーツのCD 『BEATNIK ROCKER 』に「ステイ・オア・ゴー」が入ってるのを見た
ジョーが「おー,CLASH の曲が入ってるじゃないか」と反応してくれたので, 俺が
「YES !これは俺の弟がギタリストでリードボーカルを取ってるんだ」と言うと、
「そうか、兄弟でバンドをやってるなんて最高だな。グレートだ。俺は兄貴と
早く死に別れたからな。OKI はずっと弟と仲良くこのバンドを長く続けろよ」と
言ってくれたことだ。ジョーがくれた宝物のようなこの言葉は生涯忘れない。
そして色紙に「To OKI ROCK LOVE + LUCK FOR YOU JOE STRUMMER 」という
メッセージを書いてくれた。俺が人生で初めて貰ったスターのサインだった。
そのうえテーブルの上にあったコースターに連絡先のアドレスを書いてくれて、
記念にジョーのシルクカットと俺のセブンスターを1 本づつ交換してもらった。
このコースターも大切に、そしてシルクカットももちろん吸わずに30 年経った
今も大切に保管している。我ながらミーハーだが, ジョーだけは特別な存在だ。
そして没後20 年となるジョーの命日2022 年12 月22 日にジョーの歌を唄う。
初めてのハコからこのオファーを頂いたのも大いなる必然の恵みなのだと思う。
30 年前のジョーの言葉通り、兄弟で長くビーツというバンドを続けられていて、
有難いことにゴキゲンで素敵な仲間達が居てくれて、俺は今も歌を唄えている。
感謝とリスペクトを胸に、そしてROCK LOVE とLUCK に恵まれた人生に感謝して、
全身全霊、魂込めて、ジョーの歌と自分の歌を唄うよ。ジョーの享年50 歳を
とっくに越えた50 代後半の今。22 日はアコギだけど勿論ロックンロールを唄う。
SC のTORUxxx ちゃんとHIROSHI 、Captain Hook の清野と木谷、そしてビーツの
MUTA とエンリケというゴージャスなメンツで音を鳴らせるのが最高に楽しみだ。
SEIZI は広島の溜まり場に地元の仲間達を呼んで配信上映しつつ宴とのこと♪
仲間達とお客さんとみんなで楽しみながら、最高の歌と音楽を届けたいと思う。
ジョーのスピリッツからいろんな大切なことを学んだが、彼の一番有名な言葉
「PUNK はスタイルじゃない。アティテュード( 姿勢) だ」はもちろんのこと、
俺が一番好きなジョーの言葉「ロックンロール、それは俺が覚えた最高の遊び」
という精神をめいっぱい表現したいと思う。みんなで熱く遊び倒しましょう!!
追伸。今年のツアーは完了したが、俺は相変わらずロックと楽しさの中に居る。
先週は3 年ぶりで後楽園ホールにみちのくプロレスのKen45 と卍丸の試合を、
元パンクラスの格闘家・山田学を誘って観に行き、久々に山田とサシで呑んだ。
つい先日はLOFT にURASUJI イベントに遊びに行った。初見のFRIP OUT A.A は
いかつく熱くカッチョ良く、キャプテンフックはいつも通り素敵にゴキゲン。
喫煙所で喋り過ぎててRYDERS を見逃してしまったのが悔やまれるところだが、
3 年ぶりに見たSA は相変わらず熱くてハッピーフル。10 年ぶりくらいに会った
スマイリー原島さんは元気そうで何よりだったし、BIRTHDAY のチバユウスケ君
とはおそらく20 年とか25 年ぶりくらいの超久々に会ったんじゃなかろうか。
雷矢のヤスオちゃんとも近所の温泉スパ以来おそらく10 年近くぶりに会って、
MIDNIGHT
BUNKROBBERS のお初のイマイちゃん交え、うちのマネージャーの友達
というカタちゃんのバーなど3 軒ハシゴで朝8 時まで(!) 久々呑み倒しましたわ。
みんなももう遠慮せずライブハウスにガンガン行けば楽しいこと増えるよ♪
追伸2 。「鎌倉殿の13 人」渾身の最終回。めちゃくちゃ笑ってめちゃくちゃ号泣。
素晴らしすぎてロス感がヤバい。制作側の大谷さんすら泣けたという程の神回。
「報いの日」は「( 全ての労苦が) 報われた日」でもあり「救いの日」でもある。
正に天才が集結した素晴らしさ。個人的に「オキ」連呼シーンにも一人爆笑。
吉田監督にお礼言わなきゃ( 笑) 。最高の神ドラマありがとうございました!!
12.22( 木) 東京 下北沢 CLUB QUE
“Rebel
Waltz - Think about JOE STRUMMER”
OKI(THE
STREET BEATS) アコースティックソロスペシャルユニット
[TORUxxx(THE
STAR CLUB) 、HIROSHI(THE STAR CLUB) 、
清野セイジ(Captain Hook) 、木谷秀久(Captain Hook) 、
エンリケ(BARBEE BOYS) 、牟田昌広(THE STREET BEATS)]
共演) WOLF(WOLF & THE GOODFELLAS) / 修豚(30%LESS
FAT)
DJ )ISHIKAWA / 本田隆( 不良少年の夜)
開場・開演18 時|LIVE START 19 時
前売¥3500 |当日¥3800 |全席自由
https://t.livepocket.jp/e/que20221222
配信¥3000 https://clubque.bitfan.id/events/2870
( 購入12.29( 木)19 時まで|視聴12.29( 木)23:59 まで)
INFO
OFFICE QUE 03-5433-2500
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NVL-4527 ¥4500 収録時間110 分 全22 曲
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