#677  2020年6月17日(水)
来たるべき再開の時に備えて。

ライブハウスの営業再開に関する政府のガイドラインが先週末に公表された。
それを受けて各ライブハウスの方々に具体的な施策の進捗具合を確認したり、
現状から7月に向けての見通しというか、実際にお客さんを入れるライブに
向けた各ハコの感染防止対策のやり方とか意識とかをリサーチしたりとかね、
もう7月頭の仙台盛岡まで2週間余りと差し迫ってる時期になってたのでね。
マネージャーを通して実際いろいろ突っ込んだ話もさせてもらったんだけど、
結論としては、やはり7月上旬という時期に関してはまだビーツがライブを
やれるような状況には至らないということ。各ハコいろんな要素があるけど、
残念ながら現状7月頭のライブ4本の開催は断念するということで着地した。

正直俺個人的にはこの政府のガイドラインに沿った形でもやりようというか、
ある程度こういう規制的な案が出てくるんだろうなとは予想していたので、
例えば客席は椅子出しで着席スタイルでお客さん同士の間隔を充分に空けて、
ビーツはバラードや歌モノに特化したメニューを組んで、換気のための休憩を
20分～30分ごとくらいに取って、、、とか例えばそういう形のライブであれば、
去年の夏にやったバラード＆アコースティックナイト的な構成を基本にしつつ、
より今のコロナ感染防止対策に沿うような形でやるのも不可能じゃないはずと、
それが現状一番現実的なんじゃないかといろいろアイデアを考えたりしていた。

この夏やれるとすればおそらくそういう形しかないのではないかと思うのだが、
にしても7月上旬ではなにしろ各ハコともそれまでに実際にライブを開催する
稼働日数自体がほとんどないのが実情と言うことでね、徐々に慣らし運転的な、
言わばリハビリ期間的なね、そういう中ではやはり現実にまだリスクが高いと。
なので少しずつハコのライブ稼働が増えて、ウィズコロナの時代のライブの
有りようというものが少し見えてくれば、今から5週先の7.24名古屋の頃には
なんとかやれる状況に近づいているんじゃなかろうかという希望を持っている。

ということで、7月頭の仙台、盛岡、京都、神戸に関してはやむなく断念という
判断をさせてもらいます。期待しててくれたみんなには本当に申し訳ないけど、
お客さん、ライブハウス、スタッフ、アーティスト、どの立場の人のためにも
今しばらくはグッと我慢して、来たるべき再開の日を待ちたいと思います。
一両日中に正式なアナウンスをしてもらうので待ってて下さい。

前回も書いたけど、俺達ビーツのメンバーは誰ひとり希望は捨ててないし、
時が満ちて状況が許すようになれば、必ずその時点でのベストを尽くす。
たとえ従来のように拳を突き上げてみんなで大声で歌ったりするライブは
できないとしても、それならそれで別の方法でお客さんに楽しんで貰えるよう
全力で取り組むよ。今暫く情勢を見つついろいろ考えていこうと思っている。
ビーツのYouTube に映る熱いライブ映像がけして過去の遺物にならないよう、
引き続きストイックに前を見据えて一日一日を過ごしていこうと思います。
みんなもそれぞれに仕事や日々の生活で大変な面もたくさんあると思うけど、
引き続き体調や人混みに気を付けつつ、心奮い立たせていきましょう!!

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