OKI'S DIARY 2019
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#612  2019311()
東日本大震災から8

東北地方の太平洋側、三陸沿岸部を南北に貫いて走る道路が国道45号線だ。
宮城県の仙台を起点に北上し、塩竃、松島、石巻、南三陸町、気仙沼、
岩手県に入り、陸前高田、大船渡、釜石、両石、鵜住居地区を経て大槌町。
更に北へ、山田町、宮古、田老地区、田野畑、普代、野田村を経て久慈に至る。
2011年の震災以降、このルートを車でいったい何度往復したことだろう。
大半は一人で。ときにはメンバーや仲間を連れて。
大津波に遭ったこれらの町々の被害は尋常なものではなく、8年経った今も
震災前の町の姿や人々の生活の復興にはまだまだ程遠い状況が続いている。
このルートより南の福島県沿岸の浪江町や南相馬辺りは原発の影響も大きく、
道路復旧後も路肩に放射線量表示板を見ながら走行するのでいつも緊張した。

死者・行方不明者が22千人を超え、大きな爪痕を残した東日本大震災。
つくづく自然の恐ろしさの前には、人の存在の無力さを思い知らされる。
家族や大切な人、家や大切なものを奪われ、それでも人は前を向くしかない。
自分に何ができたのか、いや何もできなかったのは明白なのだが、
それでもほんの少しでも誰かの心の助けになることを信じて行動するしかない。

平成の30年間は誰もが言うように大きな災害が多く起こった時代だった。
少し思い返してみても、雲仙普賢岳の噴火、阪神淡路大震災、中越地震、
東日本大震災以降の近年は特に、2014年広島大規模土砂災害、2016年熊本地震、
2017年九州北部豪雨、去年の広島・岡山の西日本豪雨、北海道胆振東部地震、
大型台風も何度も猛威を奮ったし、毎年なにかしらの大規模災害が頻発した。
この先も何が起きるのかわからないが、いざ何か起こったときに自分自身が
どう対処できるのか、人に対して何ができるのか、改めてそういう意識を
持って生活していかなきゃなと思う。他人事では全くないのだから。

先日の岡山で偶々乗ったタクシーの運転手さんが、去年の西日本豪雨で
自宅が2階まで水に浸かったため住めなくなったという人だった。
60代で全面建て替えはさすがにきついとこぼす。費用は全部自分持ちだと。
出たのは見舞金の1万円だけだったと。「それでも家族が無事だっただけで
良しとせにゃあいけんでしょうなぁ」と運転手さんは苦笑いしながら語った。
広島の友達の中にも2014年の土砂災害の時や、去年の豪雨災害の時にも、
家が土砂に埋もれて大変だったやつもいて、修繕や改修の負担は大きい。
思い通りにゆかずとも、希望を見い出しながら日々の生活に奮闘している。
人に言えない心の苦しさは大なり小なり誰もが胸に呑み込んでいるものだ。

2019年。今年も「大槌ありがとうロックフェスティバル」の知らせが届いた。
今も細々と続けているありフェス募金は今年も夏前に寄付させてもらう。
キミオはなんと自力で自宅を建築した。そのバイタリティに尊敬あるのみだ。
大槌の隣の鵜住居に完成したスタジアムでは秋にラグビーワールドカップが
開催される。そして旧JR山田線が三陸鉄道に移管され今月23日に開通する。
国道45号線と並走する釜石〜大槌〜宮古の鉄道区間が約90分程で結ばれる。
震災当初は正直とても無理なようにさえ思われたあの地域の鉄道の復旧。
沿線の方々が少しでも希望を感じられるものになってくれたらいいなと思う。
写真の5枚目〜8枚目は、2011年震災直後から2014年、2016年、2018年と
少しづつ進捗する大槌の町の風景だ。今年もまた一歩進捗した町の風景と、
希望を見い出しながら前に進む彼らの笑顔に会えることを心から願っている。

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