#610 2019年2月23日(土)
2月の追憶とまだ見ぬ明日
個人的に2月という月は昔から思い出に残る出来事が多い。
古くは1985年2月23日、ビーツが初めてのライブをやった広島WOODY STREET。
次いで1988年2月25日、ビーツが初めて東京でワンマンをやった新宿LOFT。
幾多の思い出のライブの中でも特にこの2本は一生忘れない原点の風景だ。
その後も2月という月には個人的に胸に残る幾つかの重大な場面があるのだが、
とりあえず2019年2月の今は平穏且つ柔和なこの今の日々の有難さに唯々感謝。
まだ見ぬ景色、まだ見ぬ明日。誰にとっても明日の行方は知れるものではない。
が、だからこそ常にこの今を懸命に生きる価値があるのだ、とあらためて思う。
ワードとしての「明日」というのは、つまりは「未来」ということだ。
若い頃誰もが抱く「明日」「未来」というものに対する漠とした様々な感情。
未来への不安や畏れの一方、それ以上に人生の希望や可能性に胸を躍らせる。
「生きてることを素晴らしいと 痛いほどに感じるよ
明日が来るのが当たり前だと 笑い飛ばせやしないさ」
(『世界一悲しい街』)
「約束された明日なんてないから だから
だから震えるほど素晴らしいのさ」
(『ワンダフルライフ』)
若い頃痛烈に抱いたそういった感覚は、歳を重ねた今も全く薄らぐことがない。
どころか、歳を重ね様々な経験やリスクを経る程に寧ろその思いも増すようだ。
それぞれの置かれた境遇で闘う人にエールを送りたい気持ちも強くなる。
「おまえと同じさ 何度も駄目かと
もはやこれまでかと へこんだ夜もある
だけどその度にこじ開けたのさ 明日に繋がる扉の鍵を」
(『歌うたいのクロニクル』)
喜怒哀楽、苦楽相互い。どんな時も等しく誰の上にも日は昇り日は沈む。
誰もがそれぞれの人生の場所でそれぞれの立ち位置で闘っている。
泣いて笑って踏ん張って、一人一人それぞれの人生のドラマを生きている。
願わくば、闘うその人の強さや勇気や不断の努力が報われますように。
2月らしからぬ春めく暖かな陽気は、淡い追憶など遠く彼方へ吹き飛ばし、
早く新しい旅に出ろよと誘いかけてくるようだ。うん、そうだな、旅に出よう。
まだ見ぬ景色、まだ見ぬ明日が、人生にはまだまだ溢れているのだから。
というわけで暫しぶらりと旅人に。まだ見ぬ明日に出会いに行ってくるよ。
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