OKI'S DIARY 2006
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#171 2006年12月09日(土)


秋冬の全国ツアー「VITAL BEAT TOUR 2006」、先週末は故郷広島へ遠征してきた。
言わずと知れたビーツの聖地。去年12月のあの大雪の日の広島ライブから一年。今年は
雪こそ降らなかったが、やはり溢れ出して止まらない熱い思いに満ちた良いLIVEだった。
HOTなナンバーは勿論だが、広島で歌うのは4年ぶりとなる「少年の日」や、同じく3年
半ぶりとなる「ワンダフルライフ」などの歌モノが特に響いたLIVEだったように思う。
LIVE後は地元ならではの気のおけない仲間や友人達に囲まれ美味い酒を酌み交わした。
集まってくれた人達、支えてくれる人達に感謝。素敵な熱いイイ夜だった。
これでビーツの2006年のツアーも、あとは16日のファイナル渋谷O-WESTを残すのみ。
今年最後の宴、がっつり魂込めて必ず熱い熱いライブにしよう。ひたすらお楽しみに。

今週はゆっくりオフを過ごした。この原稿を書いている今は12月9日の明け方。
昨日12月8日はジョン・レノンの命日だった。昨日の夕方、少し街を歩き、ビルの谷間
を吹き抜ける師走の風に束の間吹かれた。12月に入り、街はやはりどことなく慌ただし
く浮き足立つような独特の空気に包まれている。気に入りのカフェで遅いランチを食べ、
CDショップをほんの少しのぞいてみたり。家に帰ってからはずっとジョンのアルバムや、
先月からヘビィローテーションで四六時中聴いている『LOVE』をBGMにして過ごした。
今は『DOUBLE FANTASY』を聴きながらこの原稿を書いている。12月を感じるアルバムだ。

冷え込みの厳しい冬の夜でも、心の芯に揺るぎなく温かく溢れるものがあれば、けして
凍えてしまうことはない。強く、揺らぐことのない温かな確かなものがここにはある。
曇りがちの空でも、霙混じりの冷たい雨でも、心は暖かく晴れて温もりを感じている。
君が穏やかで優しい心に包まれ、柔らかな暖かい、幸せな気持ちで過ごせますように。


     

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