OKI'S DIARY 2004
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#100 2004年4月24日(土) 『REBEL SONGS』& 20th ANNIVERSARY TOUR

4月9日から18日まで西日本ツアーを廻ってきた。ライブはそれぞれ1本1本違うセットリストを用意し様々な曲をプレイ。気力漲り、疲れ知らずの充実したツアー。北九州・神戸・松山・京都・豊橋と9日間で5本の渾身のフルライブに加え、途中にはオフ日返上でラジオなど広島のメディアの取材キャンペーンをこなしたりもしつつ、松山では道後温泉と奥道後温泉をはしごして疲れを癒し、広島では当然のごとく市民球場でカープ対巨人戦を観戦したりと、仕事も遊びも正にめいっぱい楽しみながらの充実した旅となった。(ちなみにビーツ御一行様が観戦した日は“赤ゴジラ”こと嶋の活躍で見事カープの勝利。巨人ファンの敦よ、ごめんなー!という試合だったけど、皆で思い切り無邪気に盛り上がったよ。)

そうそう、今回の広島では偶然にも20年前のビーツ結成時の初代ベーシストである手銭(てぜん)ていう古い友達と久しぶりに話す機会があったんだ。仲間うちでは昔から“ゼン”って呼んでた。ゼンは島根県に住んでいるのでここ10年くらいは会ってなかったのだけれど、ビーツのCDは出る度毎に買って聴いてくれていたそうで、今回のアルバム『REBEL SONGS』に自分が弾いている1985年の「ヒロシマ」のライブ音源と自分の名前を見つけて驚きながらも嬉しく懐かしく聴いてくれたそうだ。「思わず楽器を引っ張り出して10何年ぶりにフレーズを弾いてみたよ」なんて言ってた。その話を聴いて俺もほのぼの且つしみじみと嬉しかった。6月の広島ライブの時には会えそうなので久しぶりにゆっくり酒を酌み交わそう。

ツアーが一段落して東京に戻り、今週は体を休めながらのんびり過ごしていたのだが、偶然というものは続く時には続くもので、神宮球場にヤクルト対カープ戦を観に行ったら今度は松田というこれまたアマチュア時代のメンバーにひょっこり会った。球場でたまたま「カープが調子いいので今日は神宮球場に来てます」なんてメールが来て、「まじか!?、わしも来とるで〜!」てな具合でほんと偶然。松田も古い友達でこちらはドラマー。やはり今回の1985年の「ヒロシマ」のライブ音源でドラムを叩いてる。松田も今回のアルバムを聴いてくれてたそうで喜んでくれていた。試合後飲みに行き、先週偶然10数年ぶりにゼン(手銭)と話したばかりだと言ったら驚きつつも懐かしがっていた。「当時は演奏下手じゃと思いよったけど、今回の聴いたら意外とまともじゃったんじゃのう〜」なんて笑いつつ美味しい酒を飲んだ。たまたまそんな偶然が続いたのもあって、なんというか、“縁”っていうのは不思議なもんだなあと感じたよ。色んな意味で良い縁に恵まれてきて、色んな人との出会いがあって今があるんだよなぁー、などとあらためて感じた今日この頃。

さて、ツアー後半戦に向けてぼちぼちリハーサルも再開。また沢山の大切な曲を持ってライブに臨もう。さしあたってまずは長野ワンナイト。長野といえば、今回のジャケットで記念の絵を描いてくれた高橋ヒロシ&高橋組も手ぐすね引いて楽しみに待ってくれている。期待の遥か上をいくライブをやらなきゃ男が廃るってもんだ。それと長野では“侍ジョー”が、今回のツアーではほとんどないフロントアクトを務めてくれるのもこの日の楽しみの一つ。このバンドは昔俺が可愛がっていたTHE BACK STYLEというバンドのメンバーだったタカヒロと誠一郎って2人がやってるバンドで、今回は元スタークラブのベースだったハナちゃんが助っ人で入る。ちなみに誠一郎は現在ストラマーズのドラマーでもあり、タカヒロは時々ビーツのローディーもやってくれているナイスガイだ。みんな長い付き合いの、気の好いヤツらばかりなので、ちょっとした長野版アニバーサリーパーティーのような趣きで賑やかしく楽しい夜になればいいなと思っている。1本1本がスペシャルな祭り気分もいまだ変わらず継続中。という事でツアー後半戦もよろしくです!


     

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