#99　2004年4月8日（木）　『REBEL SONGS』＆ 20th ANNIVERSARY TOUR

4月に入り桜も満開、暖かい日も増え、まさに“春”って感じの日々。『REBEL SONGS』リリースから早や4週間。皆さんたっぷりヘビーローテで聴きまくってくれましたか？俺はと言えばツアーのリハも重ねつつ、その他諸々楽しい酒を飲む機会も多く、まぁ、すこぶる元気にご機嫌にやってます。

先月下旬からスタートした20th ANNIVERSARY TOURは関東シリーズが終了。新宿LOFTイベントを挟み、千葉、横浜、熊谷とそれぞれにビーツのヒストリーの様々なレパートリーをまさに日替わりメニューで思いっ切りプレイした。今回のツアーでは1本1本それぞれ曲のかぶりがほとんどなく、各アルバムからなるべく万遍なく曲が入るように曲調や曲の年代のバランスもとりつつ、それでいてメインナンバーもレアめな曲もバランスよく織り交ぜたオールタイムな曲構成になるように心がけている。何年も、中には10年以上もプレイする切っ掛けがなかったような曲も今回のツアーでは“20周年のアニバーサリー”という、良い意味での、謂わば大儀があるので何の分け隔てもなく披露する事ができるのが嬉しい。そういった曲を本当に久しぶりにやると逆に凄く新鮮でもある。今の空気、新しい命が曲に吹き込まれる感じというか。もちろん懐メロ気分やファンサービス的な気分では毛頭ないのだし、今のメンツになって初めてやる曲も多いのだから新鮮なのも当然と言えば当然か。なんにせよ全ての曲がビーツのヒストリーの一部。どれも大切な曲達。今、色んな曲をプレイし歌う事がとても楽しい。何より嬉しいのは1本1本全く違う曲目のライブがそれぞれ曲目の優劣なんてことはなしに、ちゃんと1本1本見応え･聴き応えのあるフルライブとしてきっちり成立できているという点だ。作り手、やる側としてこれは凄く嬉しい事で、何より受け止めてくれるお客さんなしではあり得ない事で本当に嬉しく、ありがたい事だと心底思った。手応えのある充実感溢れるライブが続いている。

そして今週末からは西日本の旅がスタート。北九州、神戸、松山、途中広島で取材など挟みつつ、京都、豊橋と廻ってくる。それぞれのセットリストの輪郭もほぼ決定。関東シリーズ後のリハで音合わせした曲も含めレパートリーは130曲くらいにはなっているらしい。まだまだ今回やってない曲もたくさんあるし楽しみは尽きない。さあ、西の皆さんお待たせ！共に最高に楽しんで1本1本大切に心に残るアニバーサリーツアーにしていこう。よろしく！