OKI'S DIARY 2004
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#95 2004年2月25日(水) 『REBEL SONGS』リリース目前

相変わらず慌ただしく過ごしていて、気付いてみればアルバムリリースまで早やあと2週間。リリースが決まった去年の11月からここまでの3ヶ月、ずっと忙しくしていたせいかホントにあっという間に過ぎた感じだ。その間、心に残るツアーやライブもやりつつアルバムの内容を詰め、選曲を進め、新曲のレコーディング、ライブ音源等のミックス、全体のマスタリング、ブックレットやフライヤーなどデザイン関係の諸々の作業等々、忙しくも楽しく、とても充実した日々を過ごす事ができた。
前にも書いたけど、その間に皆さんから寄せられたたくさんの温かい声が何よりも嬉しかったし大きな励みになった。結成20周年を祝ってくれる温かい言葉や心に響くメッセージの数々、熱いリクエストや、ビーツの曲に対する深い思い入れ等を綴ってくださったたくさんの手紙やメールの数々にどれだけ胸を熱くし、力をもらった事か。何度でも言いますが、心から感謝しています。
ビーツはそういったファンの皆さん一人一人の“想い”という支えがあったからこそここまで長く続けてこれたバンドです。それだけは間違いない。このアルバムは、その感謝の気持ちを形にしたかったし、なんといってもまず長年ビーツを支持してきてくれたファンの皆さんと共に心から祝い喜び合う事のできる、心に残るアニバーサリーに相応しい作品にしたかった。ビーツってバンドがどんなスタンスでどんな音楽をやってきたバンドなのか、ビーツの「今まで」と「今」,さらに「これから」を感じてもらえるアルバムにしたかった。間違いなくそういうアルバムを作る事が出来たと自負しています。よくある代表曲数曲だけをさらっと並べて一丁上がりみたいな単なる商品(・・解散したバンドとかがよく使う手)としてではなく、バンドとファンの皆さんが過ごしてきた長い時間とお互いの深い“想い”が入った大切な作品としてリリースできる事がとても嬉しく思います。
2枚組40曲入りでいきたいが尚且つ値段はできるだけ安く抑えたい・・俺達のそんな無理なお願いをなんとか聞き入れて頂き、このボリュームと価格を実現してくれた担当ディレクター田中さんとレコード会社にも凄く感謝しています。それから、長らく幻の音源と化していたせいで今回熱烈なリクエストが多かった共作曲「GET TOUGH!」を収録する事を快諾してくれた横道坊主や、忙しい中を強引に広島ロケに付き合ってもらったカメラマンの菊池っちゃん、不眠不休の追い込みで頑張ってくれたデザイナーのヒサオ、そしてビーツのアニバーサリーを心から祝ってくれ最高に素敵な絵を描いてくれた高橋ヒロシ・・、このアルバムに力を貸してくれた全ての人達に心から感謝しています。感謝する相手が多いというのはとても幸せな事だしありがたい事。本当に多くの人に支えられているのだ、という事を実感する。
とにかくもうリリースは目前。大いに期待して楽しみに待っていてください。おっと、しかしこの御時世だ。CDセールスも大不況の時代らしいので、どこの田舎のレコード屋の店頭にも漏れなく発売日に並んでる、なんて事はあるはずもないに違いない。欲しい人は確実に予約しておく事をオススメしますよ(笑)。そんな時こそネットが一番。楽しみは自ら動いてゲットする。これが基本ですね(笑)。そしてめでたくゲットしたなら、その後はツアーでまた一緒に大声で歌い、最高の時を共に楽しみましょう。楽しみ多き春はもうすぐそこだ。

PS. 今週辺りからフライヤーやポスターや広告なんかも出回り始めジャケットの絵も明かされるので、ここでついに正解を発表するね。正解は“TWO BLACK GUITARS”。高橋ヒロシに描いてもらったのは俺とSEIZIの「2本の黒いギターの絵」です。ビーツのヒストリーはこの“ガキの頃からの相棒”の存在なしでは在り得なかった。俺は20年前にこの黒いテレキャスターを手に入れビーツを始めた。そしてビーツの初めてのライブの時から、今もずっとこいつと一緒にステージに立ち続けている。SEIZIが十代の時に「どうせプロでやる気ならわしも本物買うわー」と言って42万円という大借金をして手に入れたギブソンのレスポール・カスタムと共に、この2本のギターがビーツの全ての曲を生んできたし、音を鳴らし続けてきた。まさにこいつらはビーツのヒストリーそのものなんだ。高橋が最高に素敵な絵に描いてくれたので、きっと機嫌良くまだまだいい音で鳴り続けてくれる事だろう。発売日になったらジャケットを手に取ってじっくりたっぷり眺めてやってください。

     

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