OKI'S DIARY 2003
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#89 2003年12月14日(日)〜12月24日(水)

12月14日(日) HISTORY LIVE in広島。充実の一言。バンドとファンとで共有できる大切な歌がいくつもあるのはとても幸せなことだ。“ヒストリーライブ”と銘打っただけに、メニューに入れたい曲が多くいつもより少し曲数の多いセットリストになった。おまけに終了SEの「旅人の詩」がかかっても一向にビーツコールが止まなかったので、余力も残っていないくせにすべての気力と体力を振り絞って3回目のアンコールに応える。タフだったけど充実。さすがに真っ白に燃え尽きて灰と化す。こういう、バンドの節目になるライブをビーツの原点である広島の街でいい形でやれたのはとてもありがたい事。当然の事ながらお客さんに感謝。自分がまだ十代のガキだった頃に書いた「アウトサイダー」や「LIKE A ROLLING STONE」…、自分がいい歳の大人になった今だからこそあらためて胸に響くものがあって、やけにぐっときた。
今年の夏の広島ビーツマニアの時にはひょっこりエンリケが顔を出してくれたんだけど、今回は広島時代に市川より一代前にベースを弾いてた小野ってやつ(SEIZIの同級生)がひょっこり十何年ぶりに遊びにきて懐かしく楽しかった。美味い酒を浴びるほど飲んだ。

12月15日(月) バンドミーティング。選考中だったベスト盤のタイトルを決める。
20th ANNIVERSARY BEST 1984-2004 ★REBEL SONGS★』ビーツが20年歌ってきたもの・やってきた姿勢を一言で言い表す象徴的な言葉としての“REBEL SONGS”。全員一致で決定。1枚では到底収まりきらないので2枚組でいきたいという要望をビクターがOKしてくれたことに感謝。選曲は全員一致で入る曲もあれば、それぞれに思い入れの深い曲やビーツのヒストリー上欠かせない曲もあったりするので、選ぶのは難しくもあるが楽しくもある。もちろん、たくさん寄せられているファンの人の声も反映されている。

12月18日(木) カメラマンの菊池っちゃんと打ち合わせ。先日の広島で撮った写真をチェック。冬晴れの空の下、いい写真が撮れてて良かった。

12月22日(月) ジョーストラマーの命日。もうあれから一年が過ぎた。時の過ぎる速さにあらためていろいろな事を思う。あまりにありふれ使い古された言葉だけど、“今を生きる”…それしかない!
今日は下北沢のシェルターでストラマーズ主催の「JOE STRUMMER一周忌GIG」にゲスト出演。「CLASH CITY ROCKERS」を1曲歌い、アンコールセッションで「I FOUGHT THE LAW」と「POLICE ON MY BACK」を歌った。開演前のBGMで、大好きなジョーの曲の中でも特にフェィバリットな「ROAD TO ROCK’N’ROLL」が聴こえてきてぐっときた。あの歌は俺みたいな人生を送っている人間にはとりわけ胸に響くものがある。“俺が覚えた最高の遊び…”。そう、それがロックンロール。

12月24日(水) 街はそれなりにクリスマス気分のようだ。夕方、コンビニの前でサンタの服を着たケーキ売りのバイトが、酔っているみたいに2〜3人で大騒ぎしてた。行き交う人達もどことなく慌ただしく浮き足立って見える。師走の空気。あっという間に過ぎた2003年も残すところあと1週間。新しい年への思いを馳せながら心静かに聖なる夜を過ごそう。


     

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