DISC14 魂が求めるもの

1.狂ったように叫ぶ時
2.EDGE
3.魂が求めるもの
4.傷口
5.闇を抱えて生きるから光を求めて探すのさ
6.見えない監獄
7.HEEL & BABYFACE
8.LOSE OR WIN
9.夢の跡
10.刹那の楽園
11.狂ったように叫ぶ時(Reprise)

2000年9月20日にリリースされた14thアルバム。本作のレコーディングは2000年6月〜7月にかけて行なわれた。OKIの激しいシャウトから始まる「狂ったように叫ぶ時」で幕を開けるこのアルバムは、2曲目「EDGE」の張り詰めたヘビーな空気を経て、至高のタイトルナンバー「魂が求めるもの」へと一気に聴かせていく。2004年3月にリリースされた結成20周年ベスト盤『REBEL SONGS』のセルフライナーノーツの中で、OKIは「魂が求めるもの」について“この曲と「刹那の楽園」がこのアルバムのハイライトだと自分では思っている。荒野を行くようなざらざらと硬く渇いた質感。静寂とそこにある内省。そして曲後半で溢れ出る激情。この2曲は自分の中にあって無くならない部分そのものを現していると思う”と記し、SEIZIも“こんな曲、ビーツにしかできない、と特に強く思う曲。名曲。他の誰にも真似できない世界”と書き記している。「傷口」「闇を抱えて〜」「見えない監獄」と続く中盤も甘さや妥協のないざらざらとした質感が貫かれる中、SEIZIがボーカルをとる「LOSE OR WIN」の明るさが一層の輝きを放つ。アコースティックギターの旋律が美しい「夢の跡」で提示される“自分で足を止めなければ道は続く”という力強いメッセージの余韻の中、アルバムはいよいよクライマックスの「刹那の楽園」を迎える。