#496 2016年12月2日(金)
さびついてない少年の日。
福岡、広島、益田と続いた今年最後の西日本遠征。
この旅もまた強く印象に残る素晴らしいものになった。
各地集まってくれたみんな、本当にありがとう。
生きてる証と実感を心の底から感じれる、まさに己が生きる場所。
刻んだ今がまた新しい糧となり、次へ次へとまた俺達を導いてくれる。
今回の福岡は九州では初となるケントリとの共演「REBEL ROCK JAM」。
2マンということで時間はいつもより短かったが、その分ギュギュっと
ビーツのエッセンスを凝縮。濃厚且つ熱量溢れる最高のライブだったね。
初めてビーツのライブを観たという人から「初期衝動のような感覚で、
気付いたら涙しながら拳上げてました」というメールが届いた。感謝!
ぜひ今度はワンマンにも足を運んで、心ゆくまで味わい尽くしてほしいね。
故郷広島のライブは今回もやはり激熱。ハピネスフルな熱い空気に溢れた
最高の一夜。遠く離れた全国のいろんな街のみんなにもやはり一度は
広島のビーツのライブを観てもらいたいなぁとあらためて今回も思った。
源流。ルーツ。広島の街には俺達兄弟を育んだ土壌や背景が色濃くある。
ビーツが何故生まれ何故こういう歌を唄って生きる生き方に導かれたのか。
宿命にも似た必然がおそらくこの広島という街の土地柄そのものにある。
気が向いたらいつかツアーやマニア参戦がてら広島に来てみてほしいな。
広島のビーツのライブ、街、人、全てが色濃く濃厚で最高のホームタウンだ。
今回も最高の熱さと暖かさで迎えてくれた故郷のみんなに感謝です!
そして益田。初めて行った島根県益田市。最高!素晴らしすぎたよ!
どうしても我が町にビーツを呼びたいと地元の人達が企画してくれたライブ。
それは単なる1ライブの域を超え、もはやちょっとした祭りか町おこしの様相。
倉庫を改造した手作り感溢れるハコはまさにガレージランドといえる男達の城。
店内の壁にはビーツを含め洋邦の様々なバンドの古いポスターやフライヤーが
所狭しと貼られていて、その中に俺が昔サインしたTシャツが額に入れて
大切に飾られていた。その時一緒に撮ったという写真も額入りで飾られており、
聞けば14年前の2002年春のツアー中に高速道路のサービスエリアで偶然
俺達と会ったのだそうだ。彼らはそのとき益田から福岡までビーツのライブを
観に来た帰りで、俺達は広島方面への移動中だった。言われて記憶が蘇る。
その時彼らは俺に「いつか益田でライブやってください!」と言ったそうで、
俺は「ちゃんと企画を立てて人を集めてくれればビーツはいつでも行くよ」と
答えたそうだ。覚えてる。それから14年。偶々俺の友人が益田の隣の津和野
在住で彼らの中の一人と知り合いになった縁もあって今回の運びとなった。
本当に縁だね。そして強い思いがあれば形になる。夢が現実になることもある。
主催者の益田のみんなは十代の頃ビーツやロックに出会い、20代30代を経て
現在40代前半の人達。どストライクの世代だ。林業や左官、土建など地元で
独立して会社を経営している人も多かった。自分達でライブハウスを作って
「最初に呼ぶのは絶対ビーツだ」と決めていたそうだ。なんと嬉しいことか。
熱烈なリクエストに応えて演奏した「少年の日」。大の大人の男達がガチ泣きで
大粒の涙を流す姿に俺ももらい泣きしそうになったよ。リアルにグッときた。
青春は色褪せない。さびついてない少年の日は文字通りなにより素敵な宝だ。
少しでも彼らのパワーの源になれたなら最高だ。そしてこっちも力を貰った。
またいつかやろうな。またみんなで最高のライブをやって旨酒を酌み交わそう。
互いの情熱と愛と男気が作り出した最高の益田の一夜に感謝。ありがとう!
さぁ!そして今週末は今年最後の東北遠征だ。明日は盛岡、明後日は仙台!
またゴキゲンな東北BEATNIKS達が熱き思いで待ってくれていることだろう。
気付けば早くも12月。年内残るは10日のツアーファイナル東京まで3本のみ。
遣り残しのないよう一本一本大切に、めいっぱい魂込めて全身全霊!
溢れる気概と情熱を、全てぶち込みやりあげよう。何処かの街で会いましょう!
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