OKI'S DIARY 2008
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#224  2008年10月17日(金) 『裸心凛風』ツアースタート!


ツアー初日の千葉LOOK。一番印象に残ったのは、瞳から溢れる涙を拭おうともせず

拳を突き上げ続けてた若い男のお客さんの姿。その表情の輝き、熱さ、真剣さ。
真っすぐに音を受け止め、痛いほど歌を感じてくれていることがひりひり伝わってくる。
彼が背負っているものやその背景などもちろん知る由もないが、少なくとも大の男が
号泣し尚且つ輝くほどの良い表情を見せるくらい心に感じるものがあったのだろう。
そして間違いなくその彼は幾ばくかの力なり何なりを持って帰ってくれたことだろう。
それくらいものすごくイイ表情だった。お客さんのああいう素敵な顔を見せられる度に、
俺たちもまた勇気をもらい、力が湧き立ってくるんだ。生きてることを実感する。

その翌日、横浜BAYSIS。アンコールで「街の灯」をやったときだったかな、やはり
そんなように熱く輝いている表情や会場を包む、得も言われぬ熱く温かな空気が溢れた。
すべてはそういうことなのだろうなと思う。お客さんのその顔・幸せな表情が見たくて
俺達はステージに立ち、旅を続け、音楽を奏で続けているのだ。その意をより強くする。

昨日16日はボクサー粟生隆寛くんのWBC世界フェザー級タイトルマッチに行ってきた。
粟生くんとはこれまで何度か一緒にメシを食ったり、去年「クローズZERO」を一緒に
観に行ったりもした仲だ。今年8月の新宿LOFTでのBEATSMANIAも観に来てくれた。
試合は粟生が見事なダウンを奪う場面があったものの攻めきれず、惜しくも判定負け。
史上初の高校6冠をひっさげてプロデビューし、これまで無敗で突っ走ってきた期待の
ホープ粟生。昨日はものすごく悔しい一戦だったが、終盤に見せたものすごいガッツと、
プライドをかなぐり捨てたような泥臭いまでのファイトにはすごく感動させられたよ。
きつくても心は折れてない。目は死んでない。そういう闘う姿勢が胸に響いた夜だった。

さあ、今日は神戸へ前乗りで出発。東名集中工事の影響でかなりの長時間移動の予想。
それを避けて中央道で攻めることにしよう。気持ちいい秋空。この秋初の西への旅だ。
土曜の神戸、日曜の名古屋!また熱く溢れてめいっぱいのライブをやり遂げよう。
鳴り止むことのないロックンロールを!風は止まず、凛として益々突き進むのみだ。



     

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