OKI'S DIARY 2006
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#151 2006年5月26日(金)   TOUR 2006 / FIST GO UP! 展開中

先週から今週にかけては丸々のオフだった。月曜日だったか、ずっと観たかったジム・ジャームッシュ監督の新作『ブロークンフラワーズ』を観に行った。平日の昼間、客のほとんどいない新宿武蔵野館でゆったりと。家の中ではFRED PERRYのジャージが定番で、ソファから一歩も動かず、寝るのもソファのあの姿。ささやかな秘密を共有する楽しさ。ノックの仕方ひとつまで密かにウケる。とぼけたおかしみと哀愁。淡々とした風情がとても素敵な作品だ。帰りに、気に入りのカフェで遅めの昼食。常に在る、柔らかで穏やかな温もり。素敵にご機嫌な一日。

ジャームッシュの映画はもともと好きで、初期の『ストレンジャー・ザン・パラダイス』や『ダウン・バイ・ロー』を始め、公開当時もちろんシャンテまで観に行った『ミステリートレイン』や『ナイト・オン・ザ・プラネット』なんかも、このオフの間に自分のビデオコレクションから引っ張り出して立て続けに見まくった。あとは系統繋がりと言うかアレックス・コックスの『ストレート・トゥ・ヘル』やJOEやPOGUESのライブビデオとか、なんとなく気分繋がりで『エル・マリアッチ』や『ラン・ローラ・ラン』とかビンセント・ギャロの『バッファロー‘66』とか、果ては『ゴッドファーザー』3部作全作品を久々に完全制覇してしまったりとか。気に入りの映画三昧のオフでもあった。

あとは、晴れた日は近所を散歩したり、気が向けばちょっとしたドライブに出掛けてみたり。気ままな日々を過ごす。気に入りの道を歩き、風景を眺め、心地良い風に吹かれる。起きてから寝るまでの間、がつがつとせず、なんでもない日常の流れを、常にこの手の中にある大切なものを感じながらゆったりと過ごす。オンとオフのメリハリ。すべての時間の流れにおいて、心が、全身が感じる温もりが大きく包んでくれている。

充電完了。スイッチオン。さぁ再び始まりの時間だ。遅ればせながら先々週の大阪、名古屋のライブ、 集ってくれた皆さんに心から感謝。THANKS! 春のツアーもいよいよ佳境。明日は羽田から札幌へ一ッ飛びだ。いいライブをやって、美味いもの食って、旨い酒を呑もう。ガンガン行くよ。ガッツリ歌って鳴らして、めいっぱいぶつけて最高の気分を何度でも分かち合おう。鳴り止むことのないロックンロールを! HERE WE GO! GO AHEAD! FULL SPEED AHEAD!


     

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