OKI'S DIARY 2004
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#108 2004年7月29日(木) 「BEATSMANIA」目前

狂ったように蝉が鳴いている。そしてギラギラと太陽が照り付けるどこまでも高い夏空。もくもくと夕立雲も幅を利かせ始めた。夏だな。どっちを向いてもまさしく夏真っ盛りだ。
さあ、いよいよ夏の恒例ライブ「BEATSMANIA」。ビーツの夏の祭り。今週末は東京・新宿LOFTで「ROCK’N’ROLL NIGHT」、来週末は広島NAMIKI JUNCTIONで「BALLADS & MORE NIGHT」という、マニアとしては初の試みとなる全くコンセプトの違う別モノの内容による2DAYSライブ。まるまる2セット分約40曲前後、しかもマニアだけに数年ぶりにプレイする曲も多々あり、なかなかハード且つ濃厚なリハーサルを積み上げた。ここ2週間程で曲や構成の絞り込みも固まりあとは本番READY GO!という感じ。ビーツにとって結成20周年記念イヤーである今年のマニアだけに、6月のあのANNIVERSARY LIVEとはまた違った意味でマニアらしい特別感をもって臨みたいと意気込んでいる。

新宿LOFTでの‘ロックンロールの夜’は激しくざくざくスピーディなナンバーの連射で理屈ぬきで拳上げて歌って叫んで良い汗かいて帰ろうぜ!って感じ。ひたすら熱く。ギラついたヤバイ感じとか、逆に夏独特の開放感とか、そういうざっくりした曲が並ぶ。皆さん、スタミナ切れしないように充分体調を整えてパワーMAXで参戦してください。曲的には謂わばベスト盤の真裏をいく感じ。文字どおりマニアって事で。ざっくり行くよ。
一方、広島での‘バラッドの夜’は“8月の広島は特別な季節”という思いも含めて、こちらはこちらである意味、夏の夕暮れに感じるようなもう一面の季節感ともいえる郷愁やある種の切なさというような感覚も大事にしながら、アコースティックな曲やバラードを随所に散りばめつつじっくりと届ける歌を中心にやろうと思っている。他所から夏の広島を訪れる人がもしいたら、せっかくの機会だから平和祈念公園周辺や街も散策してみて欲しい。陽炎揺れる電車通り、市民球場、浪々と流れる川・・・、ビーツのいくつかの歌に出てくる原風景にさりげなく出逢えるかもしれないから。


     

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