OKI'S DIARY 2002
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#682002年11月14日(木)

スケジュール表を見ると今週から5週続けて毎週2〜3本のライブが組まれている。移動日なども加えるとけっこうな日数をツアーバンドの一員として過ごすことになる。ライブが好きで旅(ツアー)が好きな自分にとってはまさに至福の時。胸高なり心が躍る日々である。最近もずっとコンディションが良く、とても気分の良いライブが続いている。
ライブの醍醐味は今さら説明するまでもなくとにかくあらゆる意味で「生もの」であるという事に集約される。今目の前で繰りひろげられているライブそのものが一番新しい一番真実の瞬間であるというまぎれもない事実。それこそがライブの醍醐味だ。同じものは確実に二度とない。二度とない瞬間だからこそ、その一瞬一瞬にすべてのパワーを出し切って完全に燃焼したいと切望するのだ。ごく最近のライブを例に出せば、例えば11月3日のCLUB GIOでのライブなどまさしく弾けまくり歌いたおし終演後の楽屋ではもちろん「あしたのジョー」のラストシーンもどきの状態になる。まさに真っ白な灰。しかしジョーと違うのはその後ムクムクと甦りまたギラギラと血が騒いできて、打ちあげでガンガンとガソリン(つまりお酒ですね)を注ぎ込む頃には完全に闘志に火が点いて”よーし今日は最高だったけど明日はもっと最高にしてやる!!”と再び戦闘モードに入るところだ。ツアーはその繰り返し。
最高のものを求めて一瞬一瞬を完全に燃焼し、そしてまたもっともっと最高のものを求めていく。その繰り返し。だからライブはやめられない。だからこそツアーは至福の時なのだ。エンジン全開!ぶっ飛ばしていこう。


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