OKI'S DIARY 2001
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#462001年8月29日(水)

夕暮れ時に吹く風が少しづつ涼しくなってきた。夏の終わりを告げる風。猛烈に暑くてとても熱かった今年の夏ももう終わる。今はその余韻を楽しみつつ束の間の休息にふっと一息ついている、といったところ。
それにしても7月、8月とビ−ツはよく動いた。ニュ−アルバムのレコ−ディング
をやりつつ、ライブも「BEATSMANIA」に加え様々なイベントと、まさに音楽漬け、ビ−ツ漬けの夏を過ごした。気付いてみれば更新も実に一ヶ月ぶりか。ほんと忙しかったんだな。だがおかげで、日々充実した歌が歌え、ステ−ジで燃焼し、 たくさんの人を喜ばせる事ができたし自分も大いに楽しめた。 楽しみを見つけたいなら自分で動いてみるしかない、ってのは俺の持論のひとつだけれどまさに動いた甲斐があったなと思う。ちなみにこのフレ−ズで始まる、ライブで演った新曲「叫ばなければ」を含むニュ−アルバムは10月24日にキティMMEからリリ−スになる。全国ツア−はそれより先に9月の下旬から早くもスタ−トするし、まだまだお楽しみは続くね。
ところで、久しぶりに夏の広島の街を昼間にゆっくり歩く機会があった。しかも珍らしい事にSEIZIと二人で。東急インホテルのあたりから100m道路に沿ってNHKを過ぎ、平和大橋を渡り、平和公園をゆっくり散歩しつつ川沿いに歩き相生橋から親父が勤めていたビルを眺めつつ原爆ド−ム前、市民球場まで。 1時間半くらいかけてゆっくりのんびり歩いた。とりとめのない話をしつつ、風景を眺めつつ。ゆったりとした川の流れ。自分にとって疑いようのない心の原風景。遠き少年の日から現在の自分に至るまでの様々な出来事を思った。自分のル−ツは間違いなくこの風景の中にあり、特に夏の終わりというこの季節はその思いを強くさせる。 「ワイルドサイド」 や 「風が舞う日に」、そして 「MY HOME TOWN」 や 「LIFE GOESON」...。いずれもそういった心の原風景が書かせたバラッドだ。 21歳の時に書いた「世界一悲しい街」も含めて、そういった自分のル−ツに関わる大切な歌達。自分の眼で捉えて心というファクタ−を通して現実に生きている事についてのドキュメントを描く。 俺にとって「表現」とはたぶんそういう事なのだろう。だから魂の込もった、血の通ったものしか創れないのは当然の事なのかもしれない。 この夏はそんな大切な歌達をたくさん歌えて嬉しかったな。(ちなみにこの日は市民球場でカ−プ対中日戦を観戦。黒田の完封勝利が観れたうえに、晩メシは俺が尊敬する元カ−プの大野豊さんに焼き肉をごちそうしていただいたというまさに至福の、夢のような一日だった。)
さてそれでは最後に今年の 「BEATSMANIA」 で歌った全楽曲のリストを記して、再び夏の終わりの余韻にしばし浸ってみるとしよう。楽しかった場面のすべてに、様々な人達に、共演したバンドマン、スタッフ、関係者に、そして何よりも共に楽しみ喜びの声で応えてくれたファンの皆さんに心から感謝しつつ。

■BEATSMANIA2001(8/4〜8/23)全楽曲リスト■
アウトサイダ−/STRIKE BACK!/HUMAN DOLL/運命をあやつれ/満足できない/C.M.C(ル−スタ−ズ)/GET IT ON BABY(ロケッツ)/風が舞う日に/VOICE/愛こそはすべて?/叫ばなければ(新曲)/HERE WE GO!/ストレ−トクライ/Feelin’Groovy/歓喜の詩/空カラ爆弾気ヲツケロ/BOYS BE A HERO/路上からの手紙/ワイルドサイド/BORN TO BE HAPPY/LIKE A ROLLING STONE/MEET THE BEATS!/ステイ・オア・ゴ−/世界一悲しい街/I FOUGHT THE LAW/MY HOME TOWN/DON’T BE COOL

■OKI弾き語り(7/29)全楽曲リスト■
NAKED HEART/サンクチュアリ/汚れちまった悲しみに(新曲)/LIFE GOES ON/REBEL SONG


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